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人はウンコの話をするとき自分のウンコを想い描く他ない

三谷幸喜清水ミチコがその昔J-WAVEでラジオをやっていたそうで

そのラジオの会話をおさめている「むかつく二人」を大爆笑しながら読んだ。

 

とにかくこの二人の着眼点と笑いへ昇華させるセンスが大好きで

この二人のラジオがあったことを本書で知り、全くラジオっ子ではなかった私は残念な事をしたな。聴けばよかった。

と悔しく思った。

 

内容は、いい歳した大人が土を食うだの食わないだの、トムとジェリーの主題歌の歌詞の意味が分からないだの、非常にどうでもいい話を至極真剣に語るのだけれど、内容も笑えるのだが、そういう姿勢が既に面白い。

 

人生にドラマがないと嘆く人は自分の美意識を徹底的に掘り下げて、行動すれば存外世の中はドラマに溢れており、そしてそれは抱腹絶倒で面白かったりするんだと最近つくづく思う。

 

本書で特に感動したのが、ウンコの話である。

人はウンコの話をする時に、自分のウンコを大体想像する。

他の人のウンコなどあまり見ないだろう。

だからウンコの話をする時は自分のウンコしか思いつかないのだ。

という話だったと思う。

 

それはウンコの話だったのだけれど、そういう「誰もが共通する経験」において

他人の例を思い浮かべず、自分のパターンしか思いついてないモノというのは、私の人生でどのくらいあるのだろう。

 

それが、少し、なんだか妙に勿体ない気がしてしまった。

 

だからといって、では今から他人のウンコをマジマジ観察したい。

という話ではない。

 

他人のウンコの様な、共通する経験を知ると、当たり前が当たり前じゃなかったりする。

それは自分の中で発見になり、それはとてつもなく面白い。

そういう面白さをもう少し知って行きたい。

という話だ。

 

他人のウンコの観察もまあ、興味がないわけではないが。