山を見せたい

年末に実家に戻った折、永い事大好きだった裏山を伴侶を紹介しようと連れて行った。

雪が深く、何もかもが白く、枯れて、音の無い。

大好きな景色だ。

 

結果を先に言おう。

連れて行けなかった。

 

詳細はこうだ。

私の大好きスポットに連れて行くには、裏山の川を越えなければならなかったのだが、この年に限って大豪雪が起きてしまい、遊歩道が埋まってしまっていた。

それでも何とか連れて行きたいと、川を越えようと川に降りてみたが、逆に死ぬかと思うサバイバルを経験した。

 

端で話せば、要はアレだ。

川を越える為に、川に降りたら雪に登れず、遭難するのかもしれない。

デッドorアライブ!!?

 

という。

 

自分がホイホイ愛した景色がそんなヤバめな世界だったとあんまり信じたくないんだが、結局伴侶には美しい真っ白でまっさらな裏山を見せてやれず、結構盛大に落ち込んだ。

 

そもそも何で裏山に川があるんだよ。意味が解んねえよとか本気で腹が立ったが、そこ含めての大自然だと思いなさい私。となだめた。

 

今年はじゅんぐりで夫の親族の手前、帰省は難しいだろうがいつかあの美しい名前のない山を見せたいと思う。

私の故郷は名前が無い自然で、名前が無い雪山だ。

なんなら殺人が起きたらしい。酷いな!

 

でも美しい。美しかった。それを伴侶に絶対に見せたい。